「外その威儀正しければ内その徳正し」山鹿素行
正しい行動をするには、まずその外観を正しくしなければならない。姿勢が正しくなければその考える事も曲がってくるものである。
山鹿素行(やまがそこう)
元和八〜貞享二(一六二二〜一六ハ五)。江戸時代前期の儒学者、兵学者。会津若松で生まれる。名は高祐。林羅山に朱子学を学び、小幡景憲から甲州流兵学の免許を得る。儒・老荘・禅・神道を極めた。著書には「中朝事実」「武教要録」「山鹿語類」「山鹿素行集」などがあり、「中朝事実」では独自な神儒合一論にたつ神道説を展開している。その独自な儒教説は古学の先駆として位置づけられている。