五月の生命の言葉

「怠らず 行かば千里の末も見ん 牛の歩みのよし遅くとも」坂 静山
牛の歩みのように、たとえゆっくりでも怠らず続けていけば、遠い道のりでもたどり着くことができる。

坂 静山(ばん せいざん)
尾張(愛知県)出身。江戸前期から中期に活躍した歌人。京都公家烏丸光雄に二条流和歌を学び「和歌継塵集」などを著した。なお「坂」は「阪」とも書き、「さか」とも読む。門人には和歌に風刺や皮肉を織り込んだ「狂歌」を流行させた内山賀邸や平秩東作などがいる。