十月の生命の言葉

人生草露(そうろ)の如し辛艱(しんかん)何ぞ虞(おそ)るるに足らん 吉田松陰
人生は草についた露のようにあっという間に終わってしまう辛いことや困難なことを恐れている時間などどうしてあろうか 『五十七短古』

吉田松陰
吉田松陰は幕末の思想家、教育者。欧米列強が植民地政策を推し進める中、日本と欧米との国力差を痛感する。日本の将来を危惧し、西洋文明を学ぼうと海外渡航を企てるも失敗し投獄される。出獄後、松下村塾という私塾を主宰し明治維新の原動力となった高杉晋作、伊藤博文など多くの志士を輩出した。