十二月の生命の言葉

「富は屋を潤し 徳は身を潤す」大学
豊かな財産があればその家の姿を立派にするが、豊かな徳はおのずからその人の身を立派にする

大学(だいがく)
儒学で尊重される書物の一つ。五経の「易経」「詩経」「書経」「春秋」「礼記」のうち「礼記」の一遍であったが、朱子により「中庸」「論語」「孟子」「大学」の四書となる。二宮尊徳の石像が読んでいる本が「大学」である。二宮尊徳はこの書を読み深めて、各地の農村復興に取り組み報徳思想を唱えた。