九月の命の言葉

磨くその 力によりて 瓦とも 玉ともなるは 心なりけり  石川 理紀之助
心とは磨き方しだいで 割れやすい瓦にも、 輝く宝石になるものである

石川 理紀之助
明治から大正期の農業指導者。秋田県種苗交換会の先覚者。生涯を貧農救済に捧げ「老農」あるいは「農正」と敬称された。
「俺は農民だ。農民が農民を助けないで誰が助けると言うのだ」農事改良を単なる個人の営みとして行うのではなく、農民を広く組織して集団的研究に高め、自ら全国各地に赴き借金地獄にあえぐ村を見事に再生させた。