十二月の生命の言葉

「全徳の人は得難く一失あれば一得あり」徳川吉宗
全く申し分のない人というのはいるものではなく、誰でも短所があれば長所もある。相手に何か不足を感じることがあっても、どこかに取り柄があるのであるから、多少の過ちは許してやらなければならない。

徳川吉宗(とくがわよしむね)
貞享元年(一六八四)〜宝暦元年(一七五一)江戸幕府八代将軍。紀州藩主光貞の子。享保の改革と呼ばれる司法体制の改善、財政再建、人材の登用、防火制度の創設などの政策を実施し、幕府の中興の祖とされる。
                         東京都神社庁「生命の言葉」より