十月の生命の言葉

天も誠にて天たり 地も誠にて地なり」真木和泉
天も天として、地も地としてきちんとある。同じように世の中にも人間にもあるべき姿があるという意。『何傷録』

真木和泉(まきいずみ)
一八一三〜一八六四年。名は保臣(やすおみ)福岡県久留米水天宮の神官の家に生まれる。自らも神官となり国学、和歌を学ぶ。楠木正成を敬慕し、天皇を中心とした時代を理想とした。幕末の尊王攘夷を訴え活動するが、禁門の変で破れ自害する。
                    東京都神社庁「生命の言葉」より