三月の生命の言葉

「天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけにはいかない。」 寺田 寅彦
どんな科学の力でも天災ばかりは止められない。平成二十三年の東日本大震災を始め、様々な天災によって失われた命を偲び、その記憶を忘れず教訓とし、未来に役立てること。また被災者と共に皆で助け合い、早期復興を遂げることが大切です。

寺田 寅彦(てらだ とらひこ)
一八七八〜一九三五年。帝国大学教授、物理学者。現在の東大地震研究所の創設に貢献した。また夏目漱石と親交が深く、随筆、俳句などでも優れた作品を残した。漱石の『吾輩は猫である』の先生や『三四郎』のモデルとも言われる。

東京都神社庁「生命の言葉」より