十月の生命の言葉

「至誠神を感ず」吉田松陰
まごころは神さまさえも感動させる

吉田松陰(よしだしょういん)
文政十三年(一八三〇)〜安政六年(一八五九)。幕末の尊皇思想家。長門国(山口県)萩の出身で、明倫館の兵学教授として出仕。二十二歳の時に江戸に出て佐久間象山より蘭学を学ぶ。安政元年(一八五四)伊豆下田に停泊していたペリー艦隊に乗船を図るが失敗し、萩の野山獄に収監。その後叔父が主催していた松下村塾を引き継いで高杉晋作、久坂玄瑞等を育てた。しかし倒幕論を唱えるなどして再び投獄され、安政の大獄によって獄中で刑死となった。