十月の生命の言葉

「丹精は 誰しらずとも おのづから 秋のみのりの まさる数々」 二宮尊徳
精進している人の仕事は、誰にも見向きされなくても、時がくれば自ずから結果として見えてくる。
『三才獨楽集』

二宮尊徳(にのみや そんとく)
天明七年(一七八七)〜安政三年(一八五六)。
江戸時代後期の農政家。通称金次郎。各地で荒廃した農村の復興にあたると共に、天地人三才の徳に報いる報徳思想を唱えた。明治以降は勤倹力行の象徴として、全国の小学校に少年金次郎像が建てられた。