九月の生命の言葉

徳に勤むる者は これを求めずして 財おのずから生ず 西郷隆盛

誠実な姿勢と言動、人を思いやる心と行動、これら徳を積むことを心掛けている人には自然と財力が生じるものである。『西郷言行録』

西郷隆盛

幕末維新期、薩摩出身の武士、政治家。戊辰戦争では薩摩藩の軍事を指揮し、江戸城無血開城を実現させた。明治四年、参議に就任するが政府首脳と衝突して下野。明治十年、西郷が設立に携る私学校の生徒が起こした事件を発端に擁せられ、西南戦争へと発展。政府軍と戦うも敗れ、九月二十四日鹿児島県山城にて腹心に介錯を頼み自害した。