四月の生命の言葉

志を立つ 橋本左内


橋本 左内(はしもと さない)

天保五年(一八三四)三月十一日、現在の福井藩奥外科医(藩医)の長男として生まれる。名は綱紀(つなのり)、通称を左内(さない)とし、号を景岳(けいがく)とされた。
安政六年(一八五九)十月七日、斬首の刑に処せられた。享年二十六。
十五歳の時、偉人英傑の言動や精神を学び『啓発録(けいはつろく)』を著した。その内容は「去稚心(ちしんをさる)」「振気(きをふるう)」「立志(こころざしをたつ)」「勉学(がくにつとむ)」「択交友(こうゆうをえらぶ)」の五つの項目を立てて、少年にして学問を志す者の為に、入門の手引きとして作られた書である。

三月の生命の言葉

備えあれば患えなし 『書経』


『書経』

儒教の経書である『五経』の一つ。
中国神話に登場する尭・舜(ぎょう・しゅん)から秦の穆公(ぼくこう)に至る記録をまとめたもの。古代政治における君主と臣下のやりとりが詳細に記されており、史書としても価値が高い。帝王学の名著であり、我が国でも「昭和」や「平成」など年号の出典として採用されている。

二月の生命の言葉

岩かげに したたり落つる 山の水 大河となりて 野を流れゆく  今上陛下


今上陛下には、平成二十五年五月に山梨県甲州市の笠取山に登られ

東京都水道水源林を御視察になりました。

このお歌は、その折に、多摩川源流となる岩から滴り落ちる一滴一滴の水と

その先の小さな水の流れをご覧になり、その流れゆく先に思いを馳せられて

お詠みになったものです。   (宮内庁ホームページより)

一月の生命の言葉

ふりつもる み雪にたへて いろかへぬ 松ぞををしき 人もかくあれ  昭和天皇


ふりつもる雪にも耐えて色を変えない松の

なんと雄々しいことか人もこのようにありたいものだ

十二月の生命の言葉

自ら苦労して これを人に頒つ(わかつ)  廣池千九郎


廣池千九郎(ひろいけ ちくろう)

大分県中津市生まれ。教育者、歴史家、法律学者。世界の中で日本の皇室がなぜ連綿と続いているのか、この問いを探求した結果「(皇室の)質の高い道徳の実行にある」と結論を見出し道徳こそが人類の安心・平和・幸福の基礎であると考え、大正十五年に『道徳科学の論文』を完成させ、モラロジーを広く世に提唱した。

十一月の生命の言葉

天地も うごかすばかり 言の葉の まことの道を きはめてしがな  明治天皇


この広大な天地をも
感動させるほどの
歌の言葉にこめる
人の心のまことの道を
深くきわめたいものである。
『明治の聖代』(明治神宮)

正月巫女助勤募集のお知らせ

昨年に引き続き本年も正月巫女助勤の募集を行います。

○募集期間…令和6年10月21日〜令和6年11月20日迄

○申込方法…当社指定の申込用紙を授与所にてお渡ししております。

○申込条件… 令和7年1月1日時点で18才以上の方

指定の用紙に必要事項を記入して、証明写真(6㎝×5㎝)を貼付の上ご来社下さい。尚、面接(5分〜10分程度)が御座いますので、日時は御相談の上、決めさせて頂きます。
※定員になり次第、募集を締め切ります。何卒ご了承ください。

井草八幡宮 社務所

TEL03-3399-8133

十月の生命の言葉

知る者は言わず 言う者は知らず  老子


老子

紀元前六世紀の人物とされ、古代中国の哲学者。その著書を『老子』あるいは『老子道徳経』などという。後世、道教の始祖として神格化されたが、事績はほとんど不明である。

令和6年 井草八幡宮例大祭日程

本日予定されておりました青梅街道渡御は『雨天のため中止』となりました


◎九月三十日(月) 宵宮
・神事
 宵宮祭斎行  午後五時(本殿)

・奉納行事
 井 草 囃 子   午後四時より(神楽殿・招神殿)
 井草の大太鼓 午後六時より(神門前)
 献 華    早朝より午後十時まで(回廊)

・神賑行事
 文華殿公開  午後四時より午後九時まで
 参道の出店  正午頃より午後十時頃まで
                  [閉門 午後十時]

◎十月一日(火) 当日
・神事
 当日祭斎行  午前十時(本殿)

・奉納行事
 神 楽    午前十一時より午後九時まで(神楽殿)途中休憩あり
 井 草 囃 子   早朝より(招神殿)途中休憩あり
 北辰一刀流  午後一時より午後三時まで(神楽殿)
 井草の大太鼓 午後六時より(神門前)
 献 華    早朝より午後九時まで(回廊)

・神賑行事
 野  点  席  午前十一時三十分より午後四時まで(神楽殿前)
 文華殿公開  午後一時より午後九時まで
 参道の出店  正午頃より午後九時三十分頃まで
                  [閉門 午後九時三十分]

◎十月六日(日)渡御(雨天のため中止となりました
・神事
 発 與 式  午後一時(北祭場)
 神 輿 渡 御   北祭場より桃井三丁目緑地公園入口までの青梅街道を
         御先祓いの御太鼓とお囃子に先導され、神輿は担がれ
         て渡御いたします。
 還 幸 式  午後五時(北祭場)

・奉納行事
 奉納長唄   午後(神楽殿)
 拳成塾空手  午後(神門前)
 ※ 井草囃子の奉納は取止めとなりました
                  [閉門 午後五時四十分頃]

◎例大祭期間中の昇殿祈願受付について
・九月三十日  終日受付不可
・十月  一日  午後二時三十分より午後四時三十分まで受付
        (自動車のお祓いは受付出来ません)

九月の生命の言葉

信実と誠実をなくしては 礼儀は茶番であり 芝居である  新渡戸稲造


新渡戸稲造

明治・大正期の農学者・教育者。文久二年(一八六二)、盛岡生まれ。札幌農学校卒業後、東京大学を経てアメリカ・ドイツと留学し、札幌農学校教授、第一高等学校校長、東京帝国大学教授、東京女子大学学長を歴任。また「太平洋の橋たらん」の信念のもと、国際連盟事務次長として国際理解と世界平和のために活躍した。