十月の生命の言葉

積善の家には必ず余慶あり 積不全の家には必ず余殃あり

善事を積み重ねた家には子々孫々まで慶福を招き
不善を積み重ねた家には後世まで災禍が訪れる 『易経』

易経

およそ三千五百年前に完成した中国の書物。四書五経の一書。
易とは卜筮(ぼくぜい)に用いられたものだが易経という書物には中国の数千年の歴史の中の何千万例もの事例を統計的に整理してあり、人間処世上の指針教訓としてみられるようになった。孔子の思想と似たものも多くあり、孟子の学派が占いの書だったものを理論化し儒教の教典として編纂したものと考えられる。