「晴れてよし曇りてもよし富士の山もとの姿は変わらざりけり」山岡鉄舟
山岡鉄舟が、剣の悟りを得たときに詠んだものという。人はとかく自分の幸不幸を周囲の環境のせいにしがちなのだが、本来あるべき自分をただそのままに生きて行けばよいのだ。平常心是道である。
「山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)」
1836〜1888(天保七年〜明治二十一年)武士・幕臣・政治家。剣、禅、書の達人。江戸本所に御蔵奉行、小野朝右衛門高福の四男として生まれる。一刀正伝無刀流の開祖。勝海舟、高橋泥舟とともに「幕末の三舟」と称された。
東京都神社庁「生命の言葉」より