七月の命の言葉

「禍福は天にあるにあらず、人の招く所にある」(本多正信)
災難や幸運というものはすべて人が招くものである。現に不運にある人にはやや厳しいが、いま時を得ている人に言えばほめ言葉になろう。

本多正信(ほんだまさのぶ)
1538〜1616(天文7年〜元和2年)戦国時代から江戸時代初期にかけての武将・大名。本多俊正の子として三河で生まれる。徳川家康の重臣で、江戸幕府の創業期に後の大老・老中に相当する役割を果たした。乱世には参謀として大いに活躍し、治世には幕政を実際に主導した。正信が家臣団に残した言葉。