六月の生命の言葉

「忙中閑あり苦中楽あり死中活あり 壺中天あり意中人あり腹中書あり」安岡正篤
 忙しい時にも心は忙殺されず、苦しい中に本当の楽しみを見出し、身を棄てて こそ浮かぶ瀬もあれ、いかなる境遇にも独自の内面世界を確立し、心には常に 尊敬する人物をもち、腹の中におさめる学問がある。

安岡正篤(やすおかまさひろ)
 1898〜1983(明治31年〜昭和58年)東洋政治哲学・人間学の権威 大阪市に生まれる。東京帝国大学法学部政治学科卒業。政財界、陸海軍関係者 に広く知られ、東洋思想の研究と後進の育成に従事し、財界リーダーの啓発・ 教化につとめた。