十二月の生命の言葉

「人の一生は 重荷を背負うて 遠き道を行くが如し いそぐべからず」徳川家康
『東照公御遺訓』の冒頭の一節「不足を常と思えば不足なし…困窮したる時を思い出すべし」と続く
『論語』(泰伯第八)の「任重くして道遠し」を踏まえた徳川家康の処世訓といわれる

徳川家康
桶狭間の合戦以来、織田信長と同盟を結び頭角を現し、北条氏滅亡後に関八州の江戸に入城する。
関ケ原の合戦勝利により征夷大将軍に補任され、大阪の役後には安寧の世を目指し元和偃武(げんなえんぶ)として江戸幕府二六五年の礎を築いた。
死後朝廷より東照大権現の神号が贈られ久能山・日光山に東照宮として祀られた。