六月の生命の言葉

「神は正直を以て先となし正直は清浄を以て本となす」渡会家行
神への心と人の道はまずもって正直であること。その正直は清浄を根本としている。

渡会家行(わたらいいえゆき)
康元元年(一二五六)〜正平一七(一三五一)鎌倉末、南北朝時代の神道家。家名は村松。有行の子。建武三、延元元年(一三三六)内宮禰宜荒木田興時らと共に田丸城にたてこもり、足利尊氏の軍と戦う。そして、家行は正直と清浄を強調し渡会神道を大成し、北畠親房などに影響を与えた。著に『類聚神祇本源』『神道簡要』など。              東京都神社庁「生命の言葉」より