十月の生命の言葉

「九分は足らず十分はこぼると知るべし」徳川光圀
九分目では足りないと思い、十分目まで求めようとすれば、(水は)こぼれてしまうということ。人に欲があるのは仕方がないが、際限なく求めることは危険である。出典『遺訓』

徳川光圀(とくがわみつくに)
寛永五年(一六二八)〜元禄十三年(一七〇〇)江戸前期の大名。徳川頼房の三男。号は常山・梅里。俗に黄門さまとして親しまれた。隠居後は西山隠居とも称す。明暦三年(一六五七)大日本史の編纂に着手、水戸学の起源とされる。編著者は『常山文集』『常山詠草』『西山随筆』など多数。
                          東京都神社庁「生命の言葉」より