九月の生命の言葉

「多忙とは怠け者の遁辞である」徳富蘇峰
世には「忙しい忙しい」と口癖のように言う人がいるが、それはなまけ者の言いのがれでしかない。計画を立て今日すべきことを一つ一つしていくことが肝心であるということ。

徳富蘇峰(とくとみそほう)
文久三年(一八六三)〜昭和三二年(一九五七)明治〜昭和の評論家。肥後生れ。徳富一敬の子。本名は猪一郎。大正期に入り『近世日本国民史』を書き始め、全百巻の大事業となる。
                   東京都神社庁「生命の言葉」より