平成二十三年 一月の生命の言葉及び、井草民俗資料館の公開日について

「新しき 年の始の 初春の 今日降る雪の いや重け吉事」大伴家持
新しい年の始めの初春の今日、雪が降っている。この降り積もる雪のように、どうか良いことが重なっておくれ。

大伴家持(おおとものやかもち)
七一八〜七八五年。奈良時代の官吏、歌人。『万葉集』の編纂者といわれる。この歌は天平宝字三年(七五九)の元旦に歌ったもの。この前に、家持は左遷され因幡の国守に赴任する。しかし、身の不遇を嘆くのではなく、新年にあたり堂々と力強い希望を込めた歌を詠んだ。どんなときも新年には心新たに一年の幸せを祈りたいものである。
                        東京都神社庁「生命の言葉」より

井草民俗資料館の公開日について
 豊明殿工事の関係で、次回の井草民俗資料館公開日は、平成23年11月6日となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。なお、工事が早く終了した場合には、平成23年9月4日に公開いたします。