十二月の生命の言葉

「世のなかの よきもあしきも ことごとに 神のこころの しわざにぞある」本居宣長
世の中の良いことも、悪いことも、全て神さまの心がなさることなのである。『玉鉾百首』

本居宣長(もとおりのりなが)
一七三〇〜一八〇一年。江戸時代の国学者・歌人。三重県松阪市の人。医業のかたわら『古事記』『源氏物語』『万葉集』など日本の古典を研究した。神さまは大いなる恵みも授ける一方で、時に荒ぶり天変地異なども引き起こす。人生に起きる良いこと悪いこと、それらも全て神から与えられたものだと受け入れてこそ、前向きに生きていくことができる。
                        東京都神社庁「生命の言葉」より