一月の生命の言葉

「ふる雪にこころきよめて安らけき世をこそいのれ神のひろまへ」昭和天皇
降る雪に心を清めて、世の中が安らかであれと心を込めて祈ろう、神様の御前にて。

昭和天皇(しょうわてんのう)
一九〇一〜一九八九年。昭和六年に「社頭雪」と題して歌会始に詠まれた御製。この年の六月には満州事変が勃発。世の中に不穏な空気が立ち込める中で、ご神前にて世の平安を祈られた御製。いつの時代も、新年には心を清めて神さまの前で手を合わせ世界の平和を祈りたいものである。
                           東京都神社庁「生命の言葉」より