七月の生命の言葉

「世の中に人をそだつる心こそ 我をそだつる心なりけれ」
 人を育てる心は、すなわち自らを育てる心につながる。人を育てることは、自らの成長でもある。 出典『世中百首』

荒木田守武(あらきだ もりたけ)
一四七三〜一五四九年。伊勢皇大神宮の神官。神宮在職中は騒乱相次ぐ戦国の世で式年遷宮も中断したが、仮殿遷宮祭を奉仕する等、神宮奉護に力を尽くした。また神明奉仕の傍ら俳諧連歌に取り組み、山崎宗鑑と並ぶ俳諧連歌の祖として仰がれた。

東京都神社庁「生命の言葉」より