六月の生命の言葉

「おもしろき こともなき世を おもしろく」高杉晋作
 この句に、福岡の野村望東尼が続けて「すみなすものは 心なりけり」と加えたとされる。この世をおもしろいと感じるか、おもしろくないと感じるかは、心の持ち方次第であるという意味。

高杉晋作(たかすぎしんさく)
 一八三九〜一八六七年。江戸時代後期の長州藩士。幕末に長州藩の尊王攘夷の志士として活躍した。奇兵隊など諸隊を創設し、長州藩を倒幕に傾けた。
 東京都神社庁「生命の言葉」より