九月の生命の言葉

「父母はわが家の神 わが神と心つくしていつけ人の子」本居 宣長
生命を与えて下さった父母に感謝し、神様のように心を尽くして大切にしなければならない。

本居 宣長(もとおり のりなが)
 一七三〇〜一八〇一年。江戸時代後期の国学者。伊勢松阪出身。医術を業とするかたわら、古典の研究に力を尽くし、『古事記』の注釈書である『古事記伝』を完成させて古典研究の水準を飛躍的に高めた。また儒教や仏教などの外来思想を排して日本古来の心を提唱し、古典の研究を通じて日本の古道について思索を深めた。

                           東京都神社庁『生命の言葉』より