「神感は清水へ月の宿るが如く 誠ある人の心には 神明感応ましますなり」伴部 安崇
神に祈って何のききめがあるのか、と問う人に対する一つの答え。月の輝きが、美しく澄んだ清水の表面に、又その奥底まで、影をおとすように、人にして誠心(誠心誠意)を以って、神に祈るものに対しては、神は必ず感応ましますものであるとしたものである。『神道野中の清水』
伴部 安崇
江戸の生まれ、八重垣翁と号した。跡部光海の門弟。垂加神道学者で一般の教化にも当たった。『神道野中の清水』は、世間一般の人々にわかりやすく神道を説いたものである。