八月の生命の言葉

「世々のおやの御かげ忘るな代々のおやは己が氏神己が家の神」本居宣長
玉鉾百首の一首。先祖の恩を忘れてはいけない。ご先祖さまは自分たちの氏神、家の神である。常に先祖を敬い感謝をしてこそご先祖様は守ってくださる。

本居宣長(もとおりのりなが)
享保十五年(一七三〇)〜享和元年(一八〇一)江戸後期の国学者。伊勢松坂の木綿業小津定利の次男。宝暦十三年(一七六三)加茂真淵に入門。さらに上古学に傾注して『古事記伝』を完成。古道論『直毘霊』学問論『初山踏』随筆『玉勝間』などがある。
                   東京都神社庁「生命の言葉」より