五月の生命の言葉

「和魂漢才」菅原道真
日本人としての魂を忘れずに、祖国を愛する心を持ったうえで、世界人として国外に広い知識を求めて勉強せよという教え。『菅家遺誡』

菅原道真(すがわらのみちざね)
八四五年〜九〇三年。平安時代の官吏。詩歌文章に優れ右大臣にまで昇進したが、左大臣・藤原時平の讒言にあって太宰権師に左遷され、延喜三年(九〇三)、大宰府にて崩じた。没後、京の都ではさまざまな天変地異が起き、これらは道真の祟りと信じられ恐れられた。大宰府天満宮、北野天満宮などに祀られ、現在では学問の神として知られる。
                       東京都神社庁「生命の言葉」より。