八月の生命の言葉

「正直の頭に神宿る」
正直な人には神さまの御加護がある

正直とは嘘偽りのない清らかな心で、清浄を尊ぶ我が国では最も尊い徳目の一つとされた。また古来より清浄で正直な心には神霊が宿るとされ、多くの御加護が授けられると信じられた。『義経記』『太平記』といった中世の古典には、すでに同様の言葉が確認できることから、それ以前より広く定着していたようである。