八月の生命の言葉

努力は天命さえも変える

福沢 諭吉


天命とは身に備わってしまって変えようにも代えられない運命のこと。しかし、努力をすればそれすら変えることが出来る。努力することの大切さを訴えている。


福沢 諭吉

一八三五(天保五)年に大阪の中津藩蔵屋敷で、福澤百助ひゃくすけの次男として生まれた。一四、五歳より儒学者白石照山しょうざんの塾に入り、一九歳の時蘭学を志して長崎に遊学、翌年からは大阪の緒方洪庵こうあん適塾てきじゅく(正式名称:滴々齊塾てきてきせいじゅく)で猛勉強に励んだ。ニ三歳には、藩命により江戸の中津藩中屋敷に蘭学塾を開く。二五歳で渡米。以後、ヨーロッパ諸国も歴訪し、社会の制度や考え方などに旺盛な好奇心で見聞を広めた。一八六八(慶應四)年、三三歳の時、江戸・築地の蘭学塾を芝(港区)に移して、当時の年号にちなみ「慶應義塾」と名付け設立した。その後『西洋事情』『学問のすゝめ』『文明論之概略』などを続々と著し、当時の日本人に西洋文明の精神を伝えた。