七月の生命の言葉

人間のやったことは 人間がまだやれることの 百分の一にすぎない 豊田 佐吉

人間の発明にはまだ多くの可能性が秘められている

豊田佐吉

明治・大正期の発明家・事業家。遠江(現在の静岡県)生まれ。能率の悪い手織り機を改良する事で人々の役に立てると考え、明治二三年「木製人力織機」、明治二七年「糸繰返機」、明治三十年「木鉄混製動力織機」を発明。大正七年豊田紡績(現トヨタ紡績)を設立。その後のトヨタグループの礎を築いた。

六月の生命の言葉

いそのかみ 古きためしを たづねつつ 

新しき世の こともさだめむ   明治天皇

わが国の 古来より伝わる先例の もとつ心を探り求めながら

新しい時代の さまざまなことも 定めてゆこう 『明治の聖代』(明治神宮)

五月の生命の言葉

習ひつつ 見てこそ習へ 習はずに

善悪(よしあし)いふは 愚なりけれ      千利休

人から正しく習わずに
あらゆる物事に対して
自己流で善し悪しを
決めてしまうことは
勿体(もったい)ないことだ
『利休百首』

千 利休
安土桃山時代の茶人。堺で魚問屋を営む田中与兵衛の子として生まれる。村田珠光、武野紹鴎の流れをくみ、自らのわび草庵の茶を融合して茶の湯を道として大成し、茶道盛行の基を築いた。利休の居士(こじ)号は、豊臣秀吉が正親町(おおぎまち)天皇にお茶を献じるにあたり、勅許により授かったものである。