「ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず」鴨長明
流れていく川の水の流れは止まることなく、しかも、そこにある水は決して元あった水ではなく次々と新しくなっていく。『方丈記』
鴨長明(かものちょうめい)
一一五三〜一二一六年。鎌倉時代の歌人。下鴨神社の神職の家に生まれ、本人も神職の道を望んだが果たされず、出家して大原山にこもった。その後、歌人として鎌倉に下ったが、激しい変革期に天変地異と貴族社会の没落を体験し『方丈記』を著した。人の世が移り変わるものであることは昔も今も変わりがない。しかも、流れの速度は昔と比べようもない速さである。つまらないことで悩んだり、怒ったりして時間を無駄に費やす暇はないのである。
東京都神社庁「生命の言葉」より
井草民俗資料館公開について
豊明殿工事の関係で、次回の井草民俗資料館公開日は、平成23年11月6日となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
なお、工事が早く終了した場合には、平成23年9月4日に公開いたします。