「春風を以って人に接し 秋霜を以って自ら粛む」 佐藤一斎
他人には春風のもつ暖かさで接し、自分には秋の霜のような冷厳さで反省して、自分の至らぬところを知る、という意味。 出典『言志四録』
佐藤 一斎(さとう いっさい)
一七七二〜一八五九年。江戸時代の儒者。江戸浜町に生まれ、岩村藩に仕えた。昌平坂学問所に入門し、後に儒学の大成者として認められ、朱子学のみならず陽明学にも長けていたことから学問仲間から「陽朱陰王」と呼ばれて崇められた。
東京都神社庁 『生命の言葉』より
「春風を以って人に接し 秋霜を以って自ら粛む」 佐藤一斎
他人には春風のもつ暖かさで接し、自分には秋の霜のような冷厳さで反省して、自分の至らぬところを知る、という意味。 出典『言志四録』
佐藤 一斎(さとう いっさい)
一七七二〜一八五九年。江戸時代の儒者。江戸浜町に生まれ、岩村藩に仕えた。昌平坂学問所に入門し、後に儒学の大成者として認められ、朱子学のみならず陽明学にも長けていたことから学問仲間から「陽朱陰王」と呼ばれて崇められた。
東京都神社庁 『生命の言葉』より
「苦境にあっても天を恨まず」
宮城県気仙沼市階上中学校卒業生代表の言葉
東日本大震災の直後の三月二十二日に、宮城県気仙沼市立階上中学校・梶原裕太君が読んだ卒業生代表の言葉の一文。以下、抜粋。
「階上中学校といえば『防災教育』といわれ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私たちでした。しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というにはむごすぎるものでした。つらくて、悔しくて、たまりません。…生かされた者として頭を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え助け合って生きていくことが、これからの私達の使命です。…後輩の皆さん、階上中学校で過ごす『あたりまえ』に思える日々や友達が、いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごしてください。…最後に、本当に、本当に、ありがとうございました」
東京都神社庁「生命の言葉」より
「知る者は言わず 言うものは知らず」 老子
道を本当に体得している者は、決して知識をひけらかさない。知識をひけらかす者は、実際に知識を体得していないのである。
老子(ろうし)
紀元前六世紀の人物とされ、古代中国の哲学者。その著書を『老子』あるいは『老子道徳経』などという。後世、道教の祖として神秘化されたが、事跡はほとんど不明。
東京都神社庁「生命の言葉」より
「ふる雪にこころきよめて安らけき世をこそいのれ神のひろまへ」昭和天皇
降る雪に心を清めて、世の中が安らかであれと心を込めて祈ろう、神様の御前にて。
昭和天皇(しょうわてんのう)
一九〇一〜一九八九年。昭和六年に「社頭雪」と題して歌会始に詠まれた御製。この年の六月には満州事変が勃発。世の中に不穏な空気が立ち込める中で、ご神前にて世の平安を祈られた御製。いつの時代も、新年には心を清めて神さまの前で手を合わせ世界の平和を祈りたいものである。
東京都神社庁「生命の言葉」より
三が日の開門時間 … 6:15
※12月31日〜1月1日に掛けての深夜は常時御参拝いただけます。
閉門時間は以下の通りです。
元日(火)… 19:00
2日(水)… 18:00
3日(木)… 18:00
4日以降 … 17:00
参道の露店は1月6日(日)までです。
「一日に生きることは、一歩進むことでありたい」湯川 英樹
一日をただ漫然と過ごすのではなく、日々、前進することをこころがけたいものである。『最高の報酬 — お金より大切なもの 働く人の名言集』
湯川 英樹( ゆかわ ひでき )
1907〜1981年。日本の理論物理学者。中間子理論などで原子核・素粒子物理学の発展に大きな功績をあげ、昭和24年、日本人として初めてノーベル賞を受賞した。京都大学・大阪大学名誉教授。理学博士。この言葉を湯川博士は必ず日記帳の最初の頁に書いていたという。
東京都神社庁「生命の言葉」より
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」若山 牧水
秋の夜長、ひとり静かに酒を飲み、来し方行く末を思い人生を考える。みんなで楽しく飲む酒もよいが、心を清ましてひとり飲む酒はまた格別の味わいである。『路上』
若山牧水(わかやまぼくすい)
一八八五〜一九二八年。歌人。本名「繁」。宮崎県出身。歌誌「創作」を創刊主宰し、浪漫的で清新な歌を数多く残した。日本の美しい自然と季節の移ろいを詠み、旅と酒をこよなく愛したことで知られる。
東京都神社庁「生命の言葉より」
○募集期間…平成24年10月20日〜平成24年11月20日迄
○申込方法…当社指定の申込用紙を授与所にてお渡ししております。
指定の用紙に必要事項を記入して、証明写真(6㎝×5㎝)を
添えてご来社下さい。
尚、面接(5分〜10分程度)があります。日時はご相談の上で
決めさせていただきます。
井草八幡宮 社務所
TEL03-3399-8133
天も誠にて天たり 地も誠にて地なり」真木和泉
天も天として、地も地としてきちんとある。同じように世の中にも人間にもあるべき姿があるという意。『何傷録』
真木和泉(まきいずみ)
一八一三〜一八六四年。名は保臣(やすおみ)福岡県久留米水天宮の神官の家に生まれる。自らも神官となり国学、和歌を学ぶ。楠木正成を敬慕し、天皇を中心とした時代を理想とした。幕末の尊王攘夷を訴え活動するが、禁門の変で破れ自害する。
東京都神社庁「生命の言葉」より
「敬天愛人」 西郷 隆盛
天を敬い、天が人々を愛するように人を愛する。『南洲翁遺訓』
西郷 隆盛(さいごう たかもり)
一八二七〜一八七七年。幕末維新期、薩摩出身の武士、政治家。戊辰戦争では薩摩藩の軍事を指揮し、江戸城無血開城を実現させた。明治四年、参議に就任するが政府首脳と衝突して下野。明治十年、政府に不満を持つ士族らと西南戦争を起こし、敗れて自害した。いかなる艱難にも耐え、激動の世を生き抜いた西郷の信念ともいうべき言葉。
東京都神社庁 「生命の言葉」より